中国のおはなし 3 ポリシー - 2012.01.23 Mon
旅での情報はすごく大事だ。でもあくまで情報は情報、自分にとってのリアルではない。情報を信じて嫌なことがあったりした時に、その情報提供者のせいにしたりするのはよくない。その情報を信じた自分の決断を反省すべきなのだ。
ぼくの友達に中村ちゃんという人がいる。5年ぐらい世界を放浪して100ヶ国以上いろいろなところに行っていた人で、いろいろなことを知っている人。そんな中村ちゃんに出発前に中国の事を聞くと、「まったくの予定が未定なら日本で観光ビザを取っていかなくても中国はビザ無しで15日居れて、それ以上居たくなったら香港へ行けば6ヶ月マルチのビザが簡単に取れるからその方がいいんじゃない。」ということだ。今までどこへ行くにもバイクで、バックパッカー的なことはやった事が無く、とりあえず実践練習ってかんじで中国をみていたのでそんなに長くは居ないだろうと思っていた。ということで中村ちゃん案を採用。
中村ちゃんほどではないが、ぼくもハーレーで北米から南米まで走った時に色々な体験をしたので中国ではそれほど衝撃的なことも無いだろうと思っていた。がぁ、中国は衝撃的だった。常識が180度違う。何なんだこの国は!?ってかんじ。なんて言うかお隣の国だし、漢字使うし、箸使うし、見た目も似てるし、中華料理になじみがあるし、だからより強くそう思うのかもしれない。これが地球の裏側の国だったらそうは思わないのかもしれない。こりゃ15日じゃ足らんぞと思い香港へ。
香港へ来た目的は6ヶ月マルチのビザを取ることだ。ビザは通常1度出国しちゃうと終わりだけどマルチっていうのはビザの期間中何回でも出入国できるビザ。これを取っておけば色々自由が利くからいいなぁと思っていた。がぁ、香港ではもう6ヶ月マルチは取れなくなっていた。まぁしょうがない。。外国ではこういう事はよくある。ちょっと前までOKだったことがいきなりダメになったりその逆だったり。中村ちゃんが悪いわけじゃない。
中村ちゃんは出発前にこんなことも言っていた。「7月に今世紀最長といわれている皆既日食があるから絶対見たほうがいいよ。」中国の杭州あたりがベストとも言っていた。彼は何度か日食を見たことがあるらしくそのすばらしさをぼくに語っていたけれど、それほど興味の無いぼくはふぅ〜んって感じだった。
香港で3ヶ月のシングルビザを取ったぼくは名所をまわりながら北上。そして7月に杭州の隣の蘇州にいた。せっかくなので中村ちゃん大絶賛の皆既日食を見てみようとそれに合わせて行動した。興味が無いからといって自分で実際に経験していないことを想像だけで判断してしまうのは良くないと思うし、中村ちゃんのオススメだし、出発が半月遅れて今ここに居るのも何かの縁というのが理由だ。
蘇州は連日天気が良く暑かった。皆既日食は天候が大事で晴れてないとダメらしい。でもこの分なら大丈夫そうだ。街中でも皆既日食を見るためのサングラスが路上で売っている。みんな皆既日食を楽しみにしているようだ。
そして皆既日食当日。外は気持ちのいい雷雨。
まぁそういうこともあるよ。
いやいや、ないよ。
雷雨って・・・
ふざけんじゃぁねぇーよ。
だから嫌だったんだよ。
きょーみなんてねぇーんだよ。
ぜんぶ中村ちゃんのせーだ。
大体ビザだって何だよ。
ふざけんじゃねぇーよ。
ぜんぶ中村ちゃんのせーだ。
ふざけんじゃねぇーよ。
ふざけんじゃねぇーよ。
ふざけんじゃねぇーよ。
ふざけんじゃねぇーよ。
こうしてすべてを情報提供者の中村ちゃんのせいにして「ふざけんじゃねぇーよ」と共に自分のポリシーなんて軽く吹き飛んでいくのでありました。

ホームページの方にフォトギャラリーがあるので良かったら見てください。
http://www.snapla.jimdo.com/

ぼくの友達に中村ちゃんという人がいる。5年ぐらい世界を放浪して100ヶ国以上いろいろなところに行っていた人で、いろいろなことを知っている人。そんな中村ちゃんに出発前に中国の事を聞くと、「まったくの予定が未定なら日本で観光ビザを取っていかなくても中国はビザ無しで15日居れて、それ以上居たくなったら香港へ行けば6ヶ月マルチのビザが簡単に取れるからその方がいいんじゃない。」ということだ。今までどこへ行くにもバイクで、バックパッカー的なことはやった事が無く、とりあえず実践練習ってかんじで中国をみていたのでそんなに長くは居ないだろうと思っていた。ということで中村ちゃん案を採用。
中村ちゃんほどではないが、ぼくもハーレーで北米から南米まで走った時に色々な体験をしたので中国ではそれほど衝撃的なことも無いだろうと思っていた。がぁ、中国は衝撃的だった。常識が180度違う。何なんだこの国は!?ってかんじ。なんて言うかお隣の国だし、漢字使うし、箸使うし、見た目も似てるし、中華料理になじみがあるし、だからより強くそう思うのかもしれない。これが地球の裏側の国だったらそうは思わないのかもしれない。こりゃ15日じゃ足らんぞと思い香港へ。
香港へ来た目的は6ヶ月マルチのビザを取ることだ。ビザは通常1度出国しちゃうと終わりだけどマルチっていうのはビザの期間中何回でも出入国できるビザ。これを取っておけば色々自由が利くからいいなぁと思っていた。がぁ、香港ではもう6ヶ月マルチは取れなくなっていた。まぁしょうがない。。外国ではこういう事はよくある。ちょっと前までOKだったことがいきなりダメになったりその逆だったり。中村ちゃんが悪いわけじゃない。
中村ちゃんは出発前にこんなことも言っていた。「7月に今世紀最長といわれている皆既日食があるから絶対見たほうがいいよ。」中国の杭州あたりがベストとも言っていた。彼は何度か日食を見たことがあるらしくそのすばらしさをぼくに語っていたけれど、それほど興味の無いぼくはふぅ〜んって感じだった。
香港で3ヶ月のシングルビザを取ったぼくは名所をまわりながら北上。そして7月に杭州の隣の蘇州にいた。せっかくなので中村ちゃん大絶賛の皆既日食を見てみようとそれに合わせて行動した。興味が無いからといって自分で実際に経験していないことを想像だけで判断してしまうのは良くないと思うし、中村ちゃんのオススメだし、出発が半月遅れて今ここに居るのも何かの縁というのが理由だ。
蘇州は連日天気が良く暑かった。皆既日食は天候が大事で晴れてないとダメらしい。でもこの分なら大丈夫そうだ。街中でも皆既日食を見るためのサングラスが路上で売っている。みんな皆既日食を楽しみにしているようだ。
そして皆既日食当日。外は気持ちのいい雷雨。
まぁそういうこともあるよ。
いやいや、ないよ。
雷雨って・・・
ふざけんじゃぁねぇーよ。
だから嫌だったんだよ。
きょーみなんてねぇーんだよ。
ぜんぶ中村ちゃんのせーだ。
大体ビザだって何だよ。
ふざけんじゃねぇーよ。
ぜんぶ中村ちゃんのせーだ。
ふざけんじゃねぇーよ。
ふざけんじゃねぇーよ。
ふざけんじゃねぇーよ。
ふざけんじゃねぇーよ。
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中国のおはなし 2 汁事件 - 2012.01.12 Thu
上海のユースホステルに泊まっていた日本人4人で朝食を食べに行った。 高木さん、かよさん、木之下さん、ぼくの4人。6月だというのに朝からものすごく暑く、4人ともTシャツにハーフパンツ、素足にサンダルという格好。 高木さんは何度も中国に来たことがあり、上海のことも詳しいらしく、オススメのお店を紹介してくれるということでみんなでついて行くことにした。
高木さんのオススメの朝食は豆腐ということだ。中国の朝食はおかゆや豆腐がメジャーらしい。宿からちょっと歩いたところにあるらしく、そこへ行く途中にも店の軒先では肉まんや餃子みたいなのや揚げパンみたいのや蒸しパンみたいのがいろいろ売っていてどれもおいしそうだった。
揚げ餃子みたいなのに興味を引かれたぼくに高木さんが「これおいしいよ。」というので豆腐と一緒に食べようとお買い上げ。 いろいろなものに興味を引かれながら4人でしゃべりながら歩いていると上から何かが落ちてきて、かよさんのウエストバックに命中。はじめはエアコンの室外機の水かと思ったけど、どうやら違うらしい。「なんなんだろうね?」なんて言いながら特に気にもせず豆腐屋に着いた。
豆腐屋といってもお高そうな豆腐料理専門店ってかんじではなく、普通の豆腐屋の軒先にプラスチック製のテーブルと椅子があってそこで食べるかんじ。おしゃれに言えばオープンテラス。持ち込み自由。早速豆腐を注文していただきます。
さっき買った揚げ餃子みたいのを食べたくてしょうがなかったぼくは、まっさきにそれを一口食べた。がぶっと一口噛んだと同時に中の具材汁がピュッっと勢い良く飛び出した。それが隣に座っていた木之下さんのくるぶしにかかった。こんな時いつものぼくは「あっすいません。汁飛んじゃいました。エヘヘッ。」ってなかんじで謝るんだけどそうはならなかった。
この時の木之下さんのレスポンスがかなり良く、くるぶしに汁がかかってすぐに「またかよ。一体何なんだ?」と上を見上げた。さっきのかよさんの件があったからだろう。それにつられるように高木さん、かよさんも上を見上げて「また!?何なんだろうね?」と言いながら首を傾げている。こんな状況でもいつものぼくなら「すいません、すいません。それぼくが飛ばした汁です。餃子汁。エヘヘッ。」なんて言って謝るんだけどそうはならなかった。
なんとぼく自身もつられて一緒に上を見上げて「ったく!なんなんすかねぇ?」なんて言う始末。しかもちょっと怒り口調。もうこの時点でぼくのおなかの中は大爆笑。もうおかしくておかしくてしょうがない。笑いをこらえるのに必死で朝食を済ませた。もう味なんてどうでもいい。
結局、汁事件のことは言えなかった。この後もこの事件を思い出すたび一人で思い出し笑いをしていた。長距離バスの中、食事中、街中、特に深夜のドミトリーでクックックッとベットの中で笑っていた時なんて完全に怪しまれていたことは言うまでもありません。
ホームページの方にフォトギャラリーがあるので良かったら見てください。
http://www.snapla.jimdo.com/
高木さんのオススメの朝食は豆腐ということだ。中国の朝食はおかゆや豆腐がメジャーらしい。宿からちょっと歩いたところにあるらしく、そこへ行く途中にも店の軒先では肉まんや餃子みたいなのや揚げパンみたいのや蒸しパンみたいのがいろいろ売っていてどれもおいしそうだった。
揚げ餃子みたいなのに興味を引かれたぼくに高木さんが「これおいしいよ。」というので豆腐と一緒に食べようとお買い上げ。 いろいろなものに興味を引かれながら4人でしゃべりながら歩いていると上から何かが落ちてきて、かよさんのウエストバックに命中。はじめはエアコンの室外機の水かと思ったけど、どうやら違うらしい。「なんなんだろうね?」なんて言いながら特に気にもせず豆腐屋に着いた。
豆腐屋といってもお高そうな豆腐料理専門店ってかんじではなく、普通の豆腐屋の軒先にプラスチック製のテーブルと椅子があってそこで食べるかんじ。おしゃれに言えばオープンテラス。持ち込み自由。早速豆腐を注文していただきます。
さっき買った揚げ餃子みたいのを食べたくてしょうがなかったぼくは、まっさきにそれを一口食べた。がぶっと一口噛んだと同時に中の具材汁がピュッっと勢い良く飛び出した。それが隣に座っていた木之下さんのくるぶしにかかった。こんな時いつものぼくは「あっすいません。汁飛んじゃいました。エヘヘッ。」ってなかんじで謝るんだけどそうはならなかった。
この時の木之下さんのレスポンスがかなり良く、くるぶしに汁がかかってすぐに「またかよ。一体何なんだ?」と上を見上げた。さっきのかよさんの件があったからだろう。それにつられるように高木さん、かよさんも上を見上げて「また!?何なんだろうね?」と言いながら首を傾げている。こんな状況でもいつものぼくなら「すいません、すいません。それぼくが飛ばした汁です。餃子汁。エヘヘッ。」なんて言って謝るんだけどそうはならなかった。
なんとぼく自身もつられて一緒に上を見上げて「ったく!なんなんすかねぇ?」なんて言う始末。しかもちょっと怒り口調。もうこの時点でぼくのおなかの中は大爆笑。もうおかしくておかしくてしょうがない。笑いをこらえるのに必死で朝食を済ませた。もう味なんてどうでもいい。
結局、汁事件のことは言えなかった。この後もこの事件を思い出すたび一人で思い出し笑いをしていた。長距離バスの中、食事中、街中、特に深夜のドミトリーでクックックッとベットの中で笑っていた時なんて完全に怪しまれていたことは言うまでもありません。
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中国のおはなし 1 出発 - 2012.01.09 Mon
気持ちのいい青空の下、鑑真号の甲板のベンチに座り、手作り弁当をおいしくいただきながらちょっと前の慌しさがうそのようにおだやかな時間を過ごしていた。
2009年6月2日、神戸港から鑑真号に乗船し上海へ向かう。あとは成り行き次第。 大まか過ぎるかもしれないけどこれが旅の大まかな予定。
1週間ぐらい前から準備でもするかと余裕をこいていた5月下旬。
ちょうど出発予定の1週間前から雑誌の撮影の仕事が入った。
いつもだったら1日、2日で終わるかんじなのにこの時に限って11件の取材+αが入った。こんなことは初めてだ。写真で食って生きたいと思っていてもなかなか仕事にはならず他でバイトをしながらの生活。断るわけも無く、準備そっちのけでお仕事です。毎日あちこちに取材に行き順調に体調を崩してきた。全部の撮影が終わるころにはいいかんじの体調の悪さプラス旅の準備はまったくしてないということで出発を1週間遅らせた。
鑑真号は1週間に1便しか出航していなく、大阪港と神戸港から交互に出航している。なので次は大阪港からの便を予約した。
1週間後には体調も準備も万端。ただカメラ機材が多すぎだ。背中には65ℓのバックパック。前には何ℓなのかよく分からないけどバックパック型のカメラバック。これを担いで宿探しとか出来るのかな?と不安になる重さだ。たぶん1kmも歩けない。ということで折りたたみ式の小さいキャリーカートを持参。歩くときはカメラバックを背負って65ℓの方をキャリーカートで運ぶことにした。
6月9日の早朝、夜行バスから降りた僕は大阪駅にいた。そこへ大阪の友達けんぞーくんが車で来てくれた。ここから大阪港に送って見送りをしてくれるためにわざわざ会社を休んで来てくれた。
大阪港では検温がある。この時、世界的に豚インフルエンザが流行していてニュースでも騒いでいたからだ。だから船会社から乗船前に体温を測って37.0度以上あると乗船できないと事前に連絡があった。
レーザーポインターみたいのをおでこに当ててピッってかんじの体温計。
ピッ・・・37.1度。
まぁこういうこともあるよ。内心ちょっと焦る。もう1回。
ピッ・・・37.3度。
上がっちゃったよ。内心かなり焦る。もう1回もう1回。
ピッ・・・37.5度
もうパニックです。エッまじで!エッまじで?のリフレイン。
そして「今回はちょっと・・・」宣言。
乗船拒否というすばらしい門出。
会社を休んでくれたけんぞーくんもそりゃ苦笑いですよ。
2人の間に「・・・・・・」しかないですよ。
でもけんぞーくんは優しいですよ。
「うち来る?」
「うん行く。」
こうしてけんぞーくん邸で次の神戸港まで1週間お世話になることになったのです。
けんぞーくんが仕事に行ってる間、嫁のまゆちゃんと、息子のてっとと、フレンチブルのてっしょうとお買い物に行ったり公園に行ったりの毎日。大変良くしてもらいました。感謝感謝です。
6月16日。やってまいりました神戸でリベンジ。今回のセコンドはけんぞーくん、まゆちゃん、てっと。そこへ事前にバファリン、おでこには保冷剤と死角なし。
いざ勝負。
ピッ・・・???エラー表示だ。
ん?何?どういうこと?係員も?もう1回。
ピッ・・・???エラー表示だ。
体温計の故障かと思ったのか係員が自分の体温を測る。正常に計れてる。
何気なく自分のおでこを触ってみると冷えッ冷え。
保冷剤当てすぎた。
ちょっとトイレに行ってくると言って時間稼ぎ。
おでこの冷たさが回復するのを待つ。
そしていざ勝負。
ピッ・・・35.5度
なんか低すぎる気がするけどOKです。
やりました。
ゴォ〜という大きな音とともに船は動き出た。お世話になったけんぞーくんファミリーと、お互いが見えなくなるまで手を振りあった。当初の予定より半月ほど遅れたが、ようやく上海へ向けて出発です。
気持ちのいい青空の下、鑑真号の甲板のベンチに座り、まゆちゃんが作ってくれたお弁当を食べながらいろいろなことを思うのでした。
ホームページの方にフォトギャラリーがあるので良かったら見てください。
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2009年6月2日、神戸港から鑑真号に乗船し上海へ向かう。あとは成り行き次第。 大まか過ぎるかもしれないけどこれが旅の大まかな予定。
1週間ぐらい前から準備でもするかと余裕をこいていた5月下旬。
ちょうど出発予定の1週間前から雑誌の撮影の仕事が入った。
いつもだったら1日、2日で終わるかんじなのにこの時に限って11件の取材+αが入った。こんなことは初めてだ。写真で食って生きたいと思っていてもなかなか仕事にはならず他でバイトをしながらの生活。断るわけも無く、準備そっちのけでお仕事です。毎日あちこちに取材に行き順調に体調を崩してきた。全部の撮影が終わるころにはいいかんじの体調の悪さプラス旅の準備はまったくしてないということで出発を1週間遅らせた。
鑑真号は1週間に1便しか出航していなく、大阪港と神戸港から交互に出航している。なので次は大阪港からの便を予約した。
1週間後には体調も準備も万端。ただカメラ機材が多すぎだ。背中には65ℓのバックパック。前には何ℓなのかよく分からないけどバックパック型のカメラバック。これを担いで宿探しとか出来るのかな?と不安になる重さだ。たぶん1kmも歩けない。ということで折りたたみ式の小さいキャリーカートを持参。歩くときはカメラバックを背負って65ℓの方をキャリーカートで運ぶことにした。
6月9日の早朝、夜行バスから降りた僕は大阪駅にいた。そこへ大阪の友達けんぞーくんが車で来てくれた。ここから大阪港に送って見送りをしてくれるためにわざわざ会社を休んで来てくれた。
大阪港では検温がある。この時、世界的に豚インフルエンザが流行していてニュースでも騒いでいたからだ。だから船会社から乗船前に体温を測って37.0度以上あると乗船できないと事前に連絡があった。
レーザーポインターみたいのをおでこに当ててピッってかんじの体温計。
ピッ・・・37.1度。
まぁこういうこともあるよ。内心ちょっと焦る。もう1回。
ピッ・・・37.3度。
上がっちゃったよ。内心かなり焦る。もう1回もう1回。
ピッ・・・37.5度
もうパニックです。エッまじで!エッまじで?のリフレイン。
そして「今回はちょっと・・・」宣言。
乗船拒否というすばらしい門出。
会社を休んでくれたけんぞーくんもそりゃ苦笑いですよ。
2人の間に「・・・・・・」しかないですよ。
でもけんぞーくんは優しいですよ。
「うち来る?」
「うん行く。」
こうしてけんぞーくん邸で次の神戸港まで1週間お世話になることになったのです。
けんぞーくんが仕事に行ってる間、嫁のまゆちゃんと、息子のてっとと、フレンチブルのてっしょうとお買い物に行ったり公園に行ったりの毎日。大変良くしてもらいました。感謝感謝です。
6月16日。やってまいりました神戸でリベンジ。今回のセコンドはけんぞーくん、まゆちゃん、てっと。そこへ事前にバファリン、おでこには保冷剤と死角なし。
いざ勝負。
ピッ・・・???エラー表示だ。
ん?何?どういうこと?係員も?もう1回。
ピッ・・・???エラー表示だ。
体温計の故障かと思ったのか係員が自分の体温を測る。正常に計れてる。
何気なく自分のおでこを触ってみると冷えッ冷え。
保冷剤当てすぎた。
ちょっとトイレに行ってくると言って時間稼ぎ。
おでこの冷たさが回復するのを待つ。
そしていざ勝負。
ピッ・・・35.5度
なんか低すぎる気がするけどOKです。
やりました。
ゴォ〜という大きな音とともに船は動き出た。お世話になったけんぞーくんファミリーと、お互いが見えなくなるまで手を振りあった。当初の予定より半月ほど遅れたが、ようやく上海へ向けて出発です。
気持ちのいい青空の下、鑑真号の甲板のベンチに座り、まゆちゃんが作ってくれたお弁当を食べながらいろいろなことを思うのでした。
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リニューアル - 2012.01.02 Mon
ずっとほったらかしだった「旅のおはなし」を
「OHANASHI」に変えて再開することにしました。
主に旅での印象に残ってる出来事などを不定期で書いていきたいと思っています。

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