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ハバナのおはなし 4 客引き - 2014.11.19 Wed

客引きという存在は観光地、国境、街中などなどどこにだっている。そして、とてもウザイ。だから、無視するにかぎる。大体何の下心も無いヤツが、見ず知らずの旅行者に声をかけてくるはずがない。そんなヤツらについて行ってもろくなことはない。

ホテルという響きよりは宿、それも頭に安がつくようなところに泊まることが多く、レストランという響きよりは食堂、それも頭に安がつくようなところで食事を取ることが多い。

ここハバナには安宿も無ければ安食堂も見かけない。
食堂っぽいところも見かけるけど、何て言うか活気がないと言うか匂いがないと言うか、何となく食堂っていう雰囲気とは違うような気がする。

大体、ハバナにある店はどこが何の店なのかよく分からない。観光客が訪れるような店はすぐに何屋か分かる。でも、そうじゃない地元の人たちが利用するような店は薄暗く、目立った看板も無く、開いているのか閉まっているのかさえもよく分からない。店を覗いても品物もまちまちで少なく、何屋なのかよく分からない。
ハバナに来てまだ日が浅いということもあると思うけど、バーかミニスーパーかアイス屋か軒先で売るハンバーガー屋ぐらいしかハッキリと分からないのだ。

朝食は宿で食べ、昼と夜は大概ハンバーガーのようなものを食べていた。夜は宿というか家のおばさんに頼めば5CUCで作ってくれるけど、まだ頼んだことはない。

朝食は目玉焼きにパンといったかんじだけど、夜は料理したってものが出てくるだろうと想像していた。好き嫌いがある方だから口に合わなくぜんぜん食べられなかったということになると、宿泊客というよりは下宿といったかんじの状況なので、何となく気まずくなるような気がしたのと、5CUCという値段が妥当なのかどうなのかが判断できないでいたから夕飯をまだ頼んだことはなかった。だから、先ずは安食堂でここハバナの味と値段を確かめてみたかったのだ。

ハンバーガーのようなものではなく、キューバの庶民が食べている料理を食べたいと思っている時に、がたいの良いオヤジに声をかけられた。キューバの公用語はスペイン語だ。ぼくのスペイン語力は、以前中南米を旅していた時に覚えたフレーズと単語を少し知っている程度だ。がたいの良いオヤジは当然スペイン語で話しかけてくる。

何であれ客引きは無視するにかぎる。とは思うものの、すべてを無視するのもつまらないと思う。その時の客引きの雰囲気や、その時の自分の心の余裕具合などで客引きの相手をすることもある。そして今、目の前にいるがたいの良いオヤジの話も聞いていた。

がたいの良いオヤジの言っていることはたぶんこうだ。「安くて美味しい店を知っているから行かないか?・・・」時間帯は夕飯時、そこに食べるという単語と美味しいという単語と安いという単語が入っていたという理由から、そう自分の中で理解した。

怪しい感はあるものの、ハバナの味を試せると思いついて行ってみることにした。たぶん、結構高めの額を請求されるぐらいだろう、と踏んでいた。ただ、外観から分かる観光客も入るようなレストランに連れて行かれたら嫌だなとは思っていた。お金云々よりも、それではつまらないし、このオヤジについて行く意味が無い。

がたいの良いオヤジについて行くと、レストランでも食堂でもない
商売っけなんて微塵も感じ無い家の中に入って行った。家の中は薄暗くあまり広くはない。生活感がたっぷり漂うリビングにはテーブルと4つ椅子があり、その椅子の1つに恰幅の良いおばさんが座りテレビを見ていた。その奥には台所が見える。そう、そこは完全に普通の民家。ぼくの中の警戒心と期待度が同じぐらい急上昇。軟禁されて金を取られるか、家庭の味を味わえるか、だ。

がたいの良いオヤジは恰幅の良いおばさんに何かを言ってぼくに6CUC要求してきた。がたいの良いオヤジを見つつ恰幅の良いおばさんを横目で見ると、台所へと移動していた。これで家庭の味が決定的となる。

がたいの良いオヤジはぼくから6CUC受け取ると、恰幅の良いおばさんにまた何かを言って家から出て行った。そしてすぐに料理が出てきた。赤飯のようなものの上にポークソテーのようなものがのっている。赤飯のようなものは冷たく、作ったばかりでないことは明らかだった。
いつ作られたものなのか怪しさ満点だ。そして肉は生焼で、全体的にゲリの予感が漂う。少しだけ食べて、もうお腹がいっぱいだというジェスチャーを交えてそこを出た。

家庭の味が味わえるかと思ったけど、そうはいかなかった。結局6CUC取られて終わったかたちになったけど、良い参考にはなった。あの赤飯みたいのがいつ作られたものなのか怪しさ満点ではなく、肉もちゃんと焼いてあってくれたなら、おいしくいただけたような気がする。まぁ何にしても客引きについて行ってもろくなことは無いということも再確認出来た。

                           2011年 旅日記 ハバナより


  
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